King Gnu、注目の映画主題歌「泡」デジタルシングル配信開始

今・・・いや、これからの日本の音楽シーンを引っ張っているのはKing Gnuなのでしょう。昨年末「三文小説/千両役者」をリリースし、群れを着々と拡大している彼等を止める術はなく、勢いは増すばかりです。

そして来たる3月5日、デジタルシングル「」を配信スタートしました。今回は、King Gnuの最新曲を紹介します!

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「泡」

実はこの曲は、前身バンドである「Srv.Vinci」の頃に存在した曲をアレンジしたものです。タイトルは「ABUKU」で読み方は同じですが、今作では漢字での表記となりました。曲の構成も大サビが取り入れられており、今のKing Gnuでの「」の完成形とも言えるでしょう。

決して歌詞の量がある訳ではない今作ですが、込められた想いに鬼才・常田大希さんのアーティスト性が窺えます。浮き沈みのある感情もいずれは泡のように消えてしまう、そんな消失感や儚さを見事に表現しています。

泡で例えるところが的確且つ、秀逸ですね・・・!

映画主題歌

今作は、藤原竜也さん、竹内涼真さんが出演している映画「太陽は動かない」の主題歌となっており、新型コロナウイルス感染拡大に伴い上映延期となっていましたが、ようやくスクリーンで観れる日が来ました。

冒頭で記述した通り、今作はデジタル配信でのリリースとなっているので、映画館で臨場感あるサウンドで聴くとまた感じ方が変わってくることでしょう!

MVのクオリティ

今作ももちろんPERIMETRONによるMVとなっており、なんと俳優の森山未來さんが出演しています。

なんといっても、森山未來さんが水中で踊り続ける様がとても感動しました・・・。

この人は言葉無しでもこんなに演技を、表現をすることができるのか・・・!

まさに“体現”といったところでしょうか。クリエイター暴走族ことPERIMETRONと森山未來さんとの化学反応はあまりにも強すぎました。MV公開24時間以内に、再生回数を100万回突破するといった偉業は多くの人々、いや全世界の人々の心を奪った証明と言えることでしょう。

ヌーの群れは止まらない

先日、SPACE SHOWERが主催する『SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2021』の「BEST ROCK ARTIST」を受賞したKing Gnu。彼らは止まるどころか群れをさらに拡大させ、それは日本にとどまることはないでしょう。

2年前、ROCK IN JAPAN FESTIVALで観れた事がいつか奇跡となってしまうのかもしれないと思うと少し寂しく感じながらも、どんどん勢力を増していくKing Gnuをずっと応援したい気持ちにもなります。

King Gnuによって芽生えた新たな感性とは、群れになったこの勢いに流されてるのではないのです。この勢い流れに乗っていかなければいけないのです。