東京事変、ドラマ『ドリームチーム』の主題歌「闇なる白」配信リリース

今回紹介するのは、1月23日に配信リリースとなった東京事変の「闇なる白」です。こちらはNHKドラマ『ドリームチーム』の主題歌となっていて、東京事変の愛好家には待望の配信だったのではないでしょうか。2020年に活動を再開し、紅白歌合戦にも出場した東京事変の最新作にスポットを当てていきます!
東京事変
東京事変はボーカルの椎名林檎さんを筆頭に、ベースの亀田誠治さん、ギターの浮雲(長岡亮介)さん、ドラムの刄田綴色(畑利樹)さん、キーボードの伊澤一葉さんの5人で結成されたロックバンドです。2012年に活動を終了したものの、2020年に「再生」と称して活動を再始動させました。
昨年末は紅白歌合戦にも出場し、パンデミックで疲弊していた日本を盛り上げてくれました。紅白歌合戦には、椎名林檎さんとしては7回出場しているのですが、実は東京事変としては初出場だったとのことです。既に何回か出てると思ってた・・・。そのくらい当たり前のように活躍している超人気バンドです。
もうメンバーが豪華すぎて・・・このバンドの素晴らしいところは、演奏力や表現力なんてものは私たちが言うまでもなく、椎名林檎さんだけが際立つ訳でなくてメンバーの全員で楽曲を作り上げている感じがとても魅力的です。そもそものバンドという概念を改めて知らしめされているようなそんな気がします。
新曲「闇なる白」
さて、最新作となる「闇なる白」ですが、まずタイトルからかっこよすぎます。「闇」と「白」と対比的な印象の2つのワードが一体歌の中でどんな表現をされているのか聴く前からワクワクさせられますね。
現代風刺とも取れる歌詞
今やネット社会となり、SNSの普及により誰もが多くの情報をいち早く得たり、発信したりすることができるようになってしまいました。そして誰もが立場関係なく発言することもできるようになりました。人から拡散された情報を受動的に得た人々に対して“炎上”が起こる訳です。そんなことが昼夜を問わず毎日のように、そして多くの人々によって行われています。
TwitterやInstagramなど様々なSNSで人の行いに突っかかってくる、煽ってくる人とかいますよね。YouTubeのコメント欄とかもアンチとの論争場所と化しているカオスな動画とかも見たことあるんじゃないでしょうか。
洋題“Whiteout”
YouTubeの公式で上がっているタイトルは“Whiteout“となっており、単語の意味としては『吹雪などで視界がきかないこと、白の修正液で消すこと』といった意味になります。
歌詞とも合わせてみると、時間なんて関係なく人々は夜中でも活動しているところを揶揄したような感じでしょうか。夜中でも煌々として落ち着きがないというような日本の忙しなさを印象として捉えることができます。
誰もが持つ正義
人様の価値観を否定したりなんだするのはものすごく簡単なことなのです。とはいえアンチだからといって別に自分が好まない訳で悪では無いのです。ましてや煽って炎上を促してくるような輩もいて、どうしてもそういうのに真っ向から向かっていってしまう不毛な争いになります。誰もが間違った考えではないのでしょうが、誰かの正義は必ずしも全員の正義ではないと言ったところでしょうか。
「闇なる白」というのはそういった『誰もが自身の正義の元に行動する社会の闇』ということなのではないでしょうか。
感想
東京事変だからこそ歌で伝えられる社会風刺と、その説得力が素晴らしいですよね。昨年配信リリースとなった「赤の同盟」「青のID」に通ずる“色”がタイトルに入っているのには何か東京事変なりの狙いがありそうですね!昨年活動再開した際にライブをした際も最初の2公演以外は全て中止となってしまい、まだ体感できていない人も多いのではないでしょうか。ライブならではのアレンジが効いているところも東京事変の良さでありますね。一刻も早く新型コロナウイルスの影響が収束して、身体中で東京事変を体感できる日が来ることを祈るばかりです…!
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